ダブルライセンスによる経営・法律・会計ブログ

第三者への事業承継(M&A)の買い手側の準備

事業承継

事業承継(M&A)の買い手はどこにいる?

事業承継には3パターンあることは、『事業承継対策をはじめよう』の記事で説明しました。

売り手側については、『第三者への事業承継(M&A)の売り手側の準備』の記事で説明しました。

今回は買い手側についてのお話しです。

そもそも、M&Aの買い手はどこにいるのでしょうか?

自分が経営している会社を売りたい方、他の会社を買いたい方には、心当たりはないのが普通です。

安心してください。

世の中にはM&A仲介業者がたくさんあり、彼らがそのつなぎ合わせをしてくれます。

中古不動産の売買と同様と思っていただければ大丈夫です。

手数料は宅取引業法の規制を受ける(片方から3%+6万円)中古不動産売買と異なり、お高めですが。。。

M&Aに興味がある方は、一度仲介業者の方にお話しを聞いてみるといいでしょう。

定期的に案件の紹介が来るようになります。

つまり、M&Aの買い手には、なろうと思えば、資金繰りさえつけば割と簡単になれるのです。

M&A市場は売り手市場

最近、M&Aの市場は売り手が不足しており、売り手市場となっております。

近年、企業戦略の一環として、M&Aという手法が一般的になってきています。

大企業のみならず、中堅・中小の企業でもM&Aを行うケースが多々あります。

一方で「自分の育てた、愛着のある企業を売りに出すなんて」と考えている経営者もまだまだ多い。

そのため、買い手に比べて、売り手の数は多くありません。

後継者がいない経営者であっても、会社を売る決断をするのは、勇気のいることなのです。

大手のM&A仲介業者も、外部の専門家のネットワークを構築して、売り手企業を探しています

これくらい、売り手が不足しがちなのです。

したがって、M&Aの買い手の皆さんは、売り手市場であることを頭の片隅に置きましょう。

、売り手側の経営者との面談等に臨む必要がある点に留意してもらえればと思います。

まあ、この点も中古不動産の売買と同様ですよね。

不動産も会社も、一点限りなので、その売り手に嫌われると、お金があっても相手にされませんよね。

M&Aして終わりではない

M&Aの買い手の細かい流れは別途説明しますが、一番大切なのは、M&Aをした後です。

M&Aをした後に、今の会社、取得する会社、それぞれの戦略を描くことが、何より大事です。

M&Aは、華々しいイメージがあり、クロージングが最も注目されます。

しかし、世の中のM&Aには、

「1+1=1.2」くらいの結果になってしまう失敗例が多々あります。

皆様はそうならないように、しっかり準備して、M&Aに臨みましょう。

まとめ

M&Aの買い手になりたい経営者は、一度M&A仲介業者に相談してみよう

M&Aは売り手市場であることに留意して、いい会社を探しましょう

M&Aで最も大切なので、M&Aが終了した後だということを意識して、M&Aに取り組もう

コメント