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閑散期1月のディズニーランドの状況と株主優待とスポンサー企業の財務状況と

オリエンタルランド(TDL/TDS)
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今回は、1月の閑散期(といっても土曜日ですが)に、オリエンタルランド(OLC)の65周年株主優待チケットを握りしめて訪れた東京ディズニーランドの様子を、スポンサーにも着目しながら、レポートします。


1月の土曜日は「狙い目」? 65周年株主優待で入園

今回使用したのは、オリエンタルランド65周年記念の株主優待チケットです。

OLCの9月末締めの株主優待は、通常3年以上の保有期間がないともらえないのですが、2025年9月末は、オリエンタルランド65周年記念ということで、特別に100株以上保有する全ての株主に優待パスポートが配られました。

株価対策として、株主優待の設計は重要なテーマです。OLCの株主優待は、個人投資家への還元とファン化を両立させつつ、配当を著しく低く抑え、株価を高く維持する、非常に優れたモデルです。

たとえば、PER、PBR、配当利回りを、東証プライム平均と比べると以下のとおりです。

指標オリエンタルランド東証プライム市場平均
1. PER(株価収益率)38.3倍約 16.5倍
2. PBR(株価純資産倍率)5.3倍約 1.4倍
3. 予想配当利回り0.48%約 2.3%

なお、1月は冬の寒さもあり、「閑散期」(と言ってもガラガラってわけではない)に分類されます。
そんな閑散期のディズニーレポートを見ていきましょう!

開演前

  • 08:00:舞浜駅到着。並び始め。
  • 09:00:開園。
  • 09:10:入園完了。

何時から並ぶかは、ディズニー永遠のテーマですね。各人の事情に合わせて並ぶ時間を決めましょう。
1月は閑散期で、かつ朝が寒いので、個人的にはあまり早くから並ぶことをお勧めはしてません。

今回は開園後10分程度で入園できました。入園して少し歩いた後、以下のパスを瞬時に確保しました。

  1. ディズニープレミアアクセス(有料):『美女と野獣“魔法のものがたり”』(12:10~)
  2. 40周年記念プライオリティパス(無料):『プーさんのハニーハント』(14:35~)

入園後~昼食

開園直後の待ち時間の少ないアトラクションに乗ったあと、早めに昼食を取るのが鉄則だとは思いますが、まあ好きなアトラクションに乗るのが一番だと思います。

  • 09:25:ミッキーの家(70分待ち)は、タイムパフォーマンスが悪いと判断し回避。
  • 09:40:『ガジェットのゴーコースター』(15分待ち)
  • 10:30:少し早めのランチ。『ハングリーベア・レストラン』へ。

【専門家の視点:スポンサー企業分析①】

ハウス食品グループ本社株式会社

『ハングリーベア・レストラン』(TDL)、『カスバ・フードコート』(TDS)のスポンサー。

  • 連結売上高:3,154億円(2025年3月期)
  • 連結純利益:124億円(2025年3月期)
  • 時価総額: 3,035億円(2026年2月6日時点)

安定した営業キャッシュフロー(約200億円)を誇る食品セクターの優等生。ディズニーへの協賛は、ファミリー層へのブランド認知に多大な貢献をしていると思われる。両レストランとも、席がたくさんあり比較的空いているため、毎回のように利用するゲストも多いと思われる。


トラブル発生!「美女と野獣」のシステム調整

メインアトラクションと考えていた『美女と野獣“魔法のものがたり”』。12:10に意気揚々と向かいましたが、なんと「臨時メンテナンス中(システム調整)」とのアナウンス。

予定を急遽変更して、あさイチに回避したミッキーとの面会へ行くこととしました。

  • 12:15:『ミッキーの家とミート・ミッキー』(55分待ち)
  • 13:54『アリスのティーパーティー』(15分待ち)

【専門家の視点:スポンサー企業分析②】

富士フイルム株式会社

『カメラセンター』(TDL)、『マジックランプシアター』(TDS)等のスポンサー。
※『ミッキーの家とミート・ミッキー』でカメラマンが撮影した写真は『カメラ・センター』で購入可能

  • 連結売上高:3兆1,958億円(2025年3月期)
  • 連結純利益:2,609億円(2025年3月期)
  • 時価総額: 3兆7,540億円(2026年2月6日時点)

※業績は富士フィルムホールディングス株式会社の数値
写真が祖業ですが、現在はヘルスケア、エレクトロニクス、デジタル複合機等が主力。TDSの『ミッキー&フレンズ・グリーティングトレイル』で撮影した写真が販売されないのは、TDSに『カメラセンター』がないからなのだろうか。。


午後は座れるアトラクションを中心に

14時を過ぎると、そろそろ疲れが出てくることでしょうか。
座れるアトラクションがいいですね。

  • 14:10:『ミッキーのフィルハーマジック』(20分待ち)
  • 14:45『プーさんのハニーハント』(パス利用)
  • 15:25:『イッツ・ア・スモールワールド』(15分待ち)
  • 16:00『ベイマックスのハッピーライド』(パス利用)

【専門家の視点:スポンサー企業分析③】

NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社

『イッツ・ア・スモールワールド』(TDL)『シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ』(TDS)等のスポンサー。

  • 連結売上高:2兆5776億円(2024年12月期)
  • 連結純利益:310億円(2024年12月期)
  • 時価総額:8,896億円(2026年2月6日時点)

傘下の日本通運を主体とした、陸・海・空の総合物流企業。TDL・TDSのいずれでも、あまり待たずに乗れる、小さな子どもも乗れるアトラクションのスポンサーとして、ゲストからすると大変ありがたい存在。

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【専門家の視点:スポンサー企業分析④】

ダイハツ工業株式会社

『ベイマックスのハッピーライド』(TDL)『ラプンツェルのランタンフェスティバル』(TDS)等のスポンサー。いずれもディズニープレミアアクセス(有料)の対象アトラクションで人気のアトラクション

  • 連結売上高:1兆2,720億円(2025年3月期)
  • 連結純利益:250億円(2025年3月期)
  • 時価総額:ー(非上場企業)

軽自動車のトップメーカーで、トヨタ自動車の子会社。TDL・TDSのいずれでもディズニープレミアアクセス(有料)の対象アトラクションのスポンサーをやっているのも納得。

夜の締めくくり

夕食は17:00に『チャイナボイジャー』へ並ぶ事に。45分もの待ち時間の間、近くでポップコーンを買いに走りました。

夕食後は同じアドベンチャーランドの『カリブの海賊』へ。その後、復旧していた『美女と野獣“魔法のものがたり”』にチケットを使い、最終アトラクションとして楽しみました。

なお、ディズニープレミアアクセス(有料)を取得していたアトラクションがシステム調整になると、他のアトラクションに優先的に乗れるチケット(時間の指定なし)に変更されます。チケットを使用しなかった場合には代金が返金されますので、ご安心を。

今回は運よく、アトラクションの運転が再開したため、当初の狙いどおり『美女と野獣“魔法のものがたり”』へ行きました。

  • 17:00:早めのディナーへ。『チャイナボイジャー』(45分待ち)
  • 18:40:『カリブの海賊』(15分待ち)
  • 19:15:『美女と野獣“魔法のものがたり”』パスを使ってスムーズに入場。
  • 20:00:退園

【専門家の視点:スポンサー企業分析

キリンビール/キリンビバレッジ

『カリブの海賊』(TDL)『S.S.コロンビア・ダイニングルーム』(TDS)等のスポンサー。

  • 連結売上高:2兆3,383億円(2024年12月期)
  • 連結純利益:582億円(2024年12月期)
  • 時価総額:2兆2,479億円(2026年2月6日時点)

※業績はキリンホールディングス株式会社の数値
国内ビール最大手。海外は豪州が主力。ビール以外に健康関連等商品も手掛ける。TDL・TDSで売っているビールがすべて「一番搾り」なのは、そういうこと。


まとめ:企業の財務状況から見るディズニーの強さ

今回のディズニーランド訪問記事で、各アトラクションを支えるスポンサー企業の堅実な財務基盤をご理解いただけたのではないでしょうか。

これらの企業の財務健全性が、私たちの「夢と魔法の国」を担保しているといっても過言ではありません。

次に皆さんがディズニーランド、ディズニーシーに行った際に、スポンサー企業の看板を見たときは、この記事のことを思い出してくださると幸甚です。

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